アットホームの発表によると、首都圏における中古マンションの価格は、2023年9月の全体平均価格が3991万円となり、前月比で2.0%、前年同月比で3.1%の上昇を見せ、2カ月連続の上昇となりました。
エリア別の中古マンション価格動向(2023年9月)
- 東京23区:5615万円(前月比3.2%上昇、前年同月比12.8%上昇、前年比価格差は635万円)
- 東京都下:3201万円(前月比0.2%上昇)
- 横浜市・川崎市:3437万円(前月比1.3%上昇)
- 神奈川県他:2625万円(前月比0.2%上昇)
- さいたま市:3295万円(前月比1.0%上昇)
- 埼玉県他:2449万円(前月比0.1%上昇、前年同月比で13カ月連続の下落)
- 千葉県西部:2800万円(前月比0.4%上昇)
- 千葉県他:2048万円(前月比1.3%下落、前年同月比で72カ月ぶりの下落)
注目ポイント
- 特に東京23区の価格上昇が顕著で、前年同月比12.8%の上昇は全8エリアの中で最も高い数値です。また、2017年1月以降の最高価格を更新しました。
- 横浜市・川崎市も同様に2017年1月以降の最高価格を記録しており、エリア内での需要が引き続き高まっていることがうかがえます。
このような上昇は、東京都心部を中心に中古マンションへの需要が続いているためと考えられますが、特に東京23区と横浜市・川崎市では、価格が高水準で推移している状況が見られます。一方、埼玉県他や千葉県他では価格の下落傾向が見られ、地域ごとの二極化が進んでいるとも言えそうです。